得意先マスタ登録
得意先に関する固定情報を登録します。
目標(予算)や、得意先の営業担当者は月毎の設定である為、新規登録時以外はここでは入力しません。
「得意先マスタ登録」は、大別して次の4つの要素から構成されています。
- 名称等の基本情報・・・・・名称や営業担当者など
- 基本情報タブ・・・・・・・・・・得意先の住所や締め情報
- 回収条件タブ・・・・・・・・・・入金情報を正確に把握する為の情報
- アシスタント情報タブ・・・・営業のアシスタント情報
※お客様(得意先)側の担当者情報などは、受注時のお客様情報などから自動的に納入先マスタに登録されます。
名称等の基本情報
■得意先CD:得意先コードは自動的に採番されますので、新規登録の場合は入力しません。
(得意先コードは修正か削除の場合のみ入力します)
■得意先名:画面上や、社内帳票では正式名称ではなく、ここに入力された名前を表示します。
(正式名称では桁数が多すぎる為です)
■フリガナ:得意先コード検索はここに入力されたフリガナで検索されます。
■正式名称:主に納品書、請求書、納期回答書、見積書など社外(得意先)向けの帳票で使用されます。
■代表請求先:注文を請けた得意先と請求先(入金先)が異なる場合や、複数の得意先の請求を1箇所にまとめて
おこなう場合は[代表請求先] として、この項目に請求先にあたる得意先のコードを入れます。
なお、途中で請求先が変更になった場合は、売掛残の自動移行処理を行いますので[請求先変更]のメニューで
新請求先を指定します。
■営業担当:営業担当は、以下の二つのパターンがあります。
①月単位に設定されるパターン
②受注単位に設定するパターン
①の月単位に担当者を設定する場合、ここでの変更はできません。[売上目標入力]で担当者の変更を行なう事で、
担当者の目標値の再設定や、担当者の売上などが自動的に再計算され調整されます。なお、ここに表示された担当者は
今日の時点の担当者が表示されています。
②の受注単位に担当者を設定する場合は、代表的な営業担当者をいれます。何時でも変更可能です。
■部署:得意先の部署は、得意先の担当者の所属している部署になります。
ここには、現在部署(今日の時点の部署)が表示されます。
■非使用:使用しなくなった得意先はチェックを入れます。
該当得意先の過去データがあると削除は行なわないのでここにチェックを入れます。
チェックを入れる事で、得意先の検索などに表示させないようにできます。
基本情報タブ
■得意先ランク:得意先をランク付けすることで、ランク別の販売単価を適用する事ができます。
ランクは1桁で自由に入れる事ができます。ランクマスタがあればランク名を表示します。
■納品書種別:どの納品書で納品するかを指定します
①自社標準納品書
自社で発行の納品書で、会社ロゴマークなどが入っています。
②納書兼請求書
売上時に「納品書兼請求書」と書かれた納品書が出力されます。
③専用伝票
得意先に指定された納品書を使う為、通常の売上では納品書は出力されません。
但し、売上時に[納品書を出力]にした場合は[送り状]が印刷されます。
④納品書 & 請求書(2枚)
[納品書]、[請求書]、[物品受領書]、[領収書] が出力されます。
※[現金売上]の場合は種別にかかわらず4(納品書 & 請求書)が印刷されます。
※得意先から直送を依頼され、別のところに納品する場合は
・得意先用には、送先が表示された「納品書」が出力されます。
・納品先用には、送元(得意先)が表示された「送り状」が出力されます。
■債権が発生する:既定値はチェックが入ります。チェックを外すと売掛が発生しません。
■現金売り:現金取引の得意先の場合にチェックを入れます。
■簡易口座:めったに売上げる事のない得意先など口座を開設するのが面倒な場合には、
簡易口座として複数の得意先を1つの得意先にまとめる事ができます。
売掛残は、複数得意先の合計になりますが、入金されたらそれぞれに対応する売上を消し込む方式で管理します。
■経理住所:名称1~TelNoまでは、請求書を送付宛先を入力します。
A工場、B工場という様に、得意先に複数箇所の納入場所がある場合は納入先マスタに登録します。
(登録しなくても、受注で納入先を入れると自動登録されます)
■評点設定日:評点を入力した日付です。一定期間が過ぎたところを再調査する時の目安に使用します。
■評点:調査会社の企業評価点を入れます。
■業種:[得意先マスタ検索]やでの抽出条件などで、同一業種の客先一覧を出したりするのに使用します。
業種は業種マスタで自由に登録できます。
■業種詳細:得意先の特徴を何でも良いので入れておくと、[得意先マスタ検索]で、あいまい検索ができるので
営業活動をする上で参考にするのが目的です。
例えば、A社とB社が同様のものを作ったり扱っていれば、A社で売れているものをB社に売ることができるかも知れません。
■得意先備考:その他、得意先の情報を自由に入力する為の項目です
■締日:客先への請求締日付です。
変更する場合は、[得意先締日変更]で行ないます。(自動的に締関連データの調整がされます)
■請求書必要:請求書を出力する所にはチェックを入れます。
[得意先締日更新]を行なう時、請求書の出力漏れがないかチェックします
■請求書必着日:[請求書出力]で、必着日が表示され出力遅れを防止します。
■与信限度額:与信限度額は、”売掛残+手形未決済金額+ファクタリング未回収金額+受注残金額” と比較します。
受注入力の時点でリアルタイムなチェックを行い与信額オーバーを防ぎます。
■検証照合をする:個々の売上に対し、得意先からの検収書と照合する得意先にはチェックを入れます。
回収条件タブ
回収条件では金額(いくら以上)と割合で、金種を指定します。
■金額:回収条件は金額による設定が可能です。ここで入力した金額毎に回収の内容を設定します。
金種などの回収条件が常に一定であれば、1円からの設定を行います。
■割合:同一の設定金額の中での割合です。半分であれば50%にします。
■入金区分:金種(現金、手形、振込、振込手数料、ファクタリング、その他)の選択を行ないます
■回収月:請求締め日付に対し、当月、翌月、翌々月、・・・の中から選択します。
■回収日:入金日が回収月の何日になるのかを入れます。 翌月20日であれば20が入ります。
■手形サイト:手形の場合、決済日までのサイトを入れます。
■備考:該当入金種別に関する備考があれば入力します。
■回収適用条件:必要があれば、回収条件に関する全体的なコメントなどを入れます。
■相殺先:売上と仕入の相殺をする場合に、設定された条件を見る事ができます。
相殺の設定は仕入先マスタで行います。
相殺作成区分で、”締め時自動作成” が選択されていると売上と仕入の締めの両方が完了した時点で、
自動的に相殺金額が作られます。
■追加更新:「追加更新」ボタンのクリックで、入力内容が下表(グリッド)に追加・表示されます。
※修正は、グリッドの任意の行をダブルクリックして呼び出し行ないます。
アシスタント情報タブ
この得意先を担当するアシスタントを設定します。複数のアシスタント登録ができます。
■アシスタント:アシスタントを選択(F9検索で選択)します。従業員コードを直接入力もできます。
■メイン:複数のアアシスタントを登録した場合、誰か1人をメインのアシスタントにする必要が有ります。
■追加・更新:このボタンで入力したアシスタントが右側のアシスタント一覧に追加されます。
■アシスタント一覧:該当得意先のアシスタントの一覧表示しています。
変更する場合はダブルクリックで呼び出します。