■販売単価マスタがなくても、基準となる販売単価を自動表示する為のものです。
■見積り入力や受注入力では、販売単価マスタがなくても、仕入金額から妥当と思われる販売単価を
自動計算し表示します。
■単価決定までのプロセスを大幅に短縮できます。
設定する内容
■売価基準登録では仕入金額に対する粗利の割合を指定します。
■基準となる「粗利率」だけでなく、「最低粗利率」と「上限粗利率」を設定し、それから外れた場合に警告を
表示したり、エラーにする事ができます。この事はうっかりした入力ミスの防止にも有効です。
いろいろな売価基準が設定できます
全体基準だけでなく、メーカーや、商品分類、得意先ランク別などの組合せで様々な基準を設定する事ができ、
以下の様なプログラムがあります。
(1).共通売価基準登録
(2).ランク別売価基準
(3).大分類別売価基準
(4).ランク・大分類別売価基準
(5).大分類・中分類別売価基準
(6).ランク・大分類・中分類別売価基準
(7).大分類・中分類・メーカー別売価基準
(8).ランク・大分類・中分類・メーカー別売価基準
売価基準は、必要と思われる部分のみ設定すればよく、なければその上の部分(最終的には共通売価基準)で
基準売価が計算されます。
入力項目の説明
入力画面の例([共通売価基準登録)で説明いたします。
※その他の売価基準設定プログラムは、まとめる範囲の指定ができる様になっています。
①仕入金額:この金額ごとに設定を行ないます。
②基準粗利率:受発注入力や見積り入力では、これを元に基準売価が計算表示されます。
③最低粗利率:粗利率がこれ以下になった場合、受発注入力や見積り入力や出荷入力で警告を出したりエラーに
する事ができます。
④上限粗利率:粗利率がこれ以上になった場合、受発注入力や見積り入力や出荷入力で警告を出したりエラーに
する事ができます。
※特に上限粗利率は、単価の桁を間違えたり、単価と数量を間違えたりの入力ミス防止にも役立ちます
⑤追加/更新:このボタンを押すと入力した内容が画面下のグリッド(表)に追加されます。
⑥入力した内容がこのグリッドに表示されます。
修正したい場合は、該当する業をダブルクリックして呼び出します。
⑦入力内容を一部取り消したい場合は、該当する行にフォーカスを当て、行削除ボタンをクリックします。
⑧最後に「確定」ボタンをクリックしてデータが書込まれます。
単価マスタについて
(1).単価マスタの基本データ
全ての単価マスタで、数量別の単価と、適用される期間を持っています。
又、「最低発注数(又は最低受注数)」、及び「最小梱包数」をそれぞれの単価マスタに持っています。
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(2).単価マスタの種類
①共通売価マスタ:得意先毎、ランクごとの単価等が設定されていない場合に参照されます。
②得意先ランク別の単価マスタ:得意先ランク別の販売単価が設定されます。
③得意先別単価マスタ:特定の得意先毎に設定されるマスタです。
④得意先図番別単価マスタ:得意先の図番に対し登録します。同一商品を複数登録できます。
⑤仕入単価マスタ:仕入先への発注単価です。
⑥仕入特価マスタ:特定得意先向けに設定された仕入先への発注単価単価です。
色々な単価マスタがありますが、必要な場合に必要なもののみ登録すればよく、全てを登録する必要は全く
ありません。
例えば、得意先別単価マスタになければ、得意先ランク別単価マスタを探し、それもなければ共通単価マスタ
を使用するようになっています。
見積り入力や受発注入力では、あてはまる単価マスタが何もない場合は売価基準や過去の実績を参できます。
(3).膨大な量の単価マスタを管理しやすくするための仕組み
①見積り入力の入力内容を自動で単価マスタに登録する事が出来ます。
②受発注入力の入力内容を自動で単価マスタに登録する事が出来ます。
③Excelなどで作成されたCSVファイルから一括して単価マスタを登録する事が出来ます。
④[単価比較検索] のプログラムで各種チェック
・仕入単価と販売単価を比較して、粗利率が少なすぎたり、大きすぎるものをチェックできます。
※粗利率のチェック範囲はその場で自由に設定できます
・仕入単価だけ変更になって、販売単価が変更になっていないものをチェックできます。
※逆に、販売単価が変更になったのに仕入単価が変更されていないものもチェックできます。
・単価マスタを更新してから一定期間が過ぎてしまったもののチェック
など様々な単価に関する情報が一覧でグリッド(表)に表示されます。
⑤[単価マスタ問合せ]で、任意の商品に関する全種類の単価登録情報を確認する事が出来ます。
⑥[仕入単価マスタ検索]で数量別単価をグリッド(表)に横一列にして一覧表示します。