工程管理に関して





    工程管理について、マスタ作成からの流れを教えてください
    大筋は、以下のようになります。

    1. マスタの登録  
         
      1. 工程分類マスタの作成
          受入検査、NC加工、組立、仕上処理、検査、刻印、洗浄…といった工程種別(工程の種類)を作成します。
      2. 製造工程作成
          代表的な製品の製造工程パターンを、工程種別の組み合わせで作成します。
          以降それらのパターンを複写し、適宜変更を加えて新しい工程マスタを作成することができます。
      3.  

    2. 製造指示の作成
       受注、或いは計画生産により製品の製造指示を作成します。
       ロット、装置、人、場所などの製造予定や、在庫数の過不足などが把握されます。

    3. 作業入力
       製造指示に従い、作業開始と終了を入力します。

    4. 検索・問合せ
       上記2、3から、進捗状況の把握が様々な角度からできるようになります。





    「梅」の工程管理の特長は何ですか?
    「梅」の工程管理の特長は、何と言っても柔軟で融通の効く操作性です。
    投入品を複数指定することが可能であり、そこから複数の完成品ができる、というような工程を作成することができます。
    そしてそれらの完成品をまた次工程の投入品として扱えるといった、チェーン関係ができあがります。

    また、同じ工程の「繰り返し」や「スキップ」、「工程の追加」を行うこともできます。
    更に、他のロットと併合したり、分割したりといったことも自由自在です。
    その上それらはしっかりと紐付けが行われているので、それだけ複雑な工程であっても仕掛品や完成品がどのような経路で作られたのかがわからなくなるようなことはありません。

    またこれらは「梅」のシステム構造のベースであり、色々な例外処理を受け入れることのできるフレキシブルなシステムの実現を可能にさせている理由とも言えます。
    これらのことから、お客様のご要望に合わせた多くのカスタマイズが簡単にできるのです。





    入力は簡単ですか?
    工程管理を行う上での主な入力は、工程マスタ作成、作業指示入力、作業入力の三点です。
    「梅」では、それらが簡単に入力できるよう、最大限の工夫を盛り込んでいます。

    【工程マスタ作成】
    製品に当てはまる製造パターンを入力するだけで、工程マスタを作成することができます。
    その際に修正を加えることも可能です。
    工程名称、使用装置、加工場所、基準となる加工時間、段取り時間、備考ほか、細かな変更ができます。

    また、どの部材料をいくつ使用するかの変更や追加も可能です。
    そして、使われる仕掛品は工程の順番を参考に自動で作成されます。
    他で作成されたものを投入する場合も同様です。
    勿論、それらは変更も可能です。

    こうして作成した工程マスタは、ドラッグ・アンド・ドロップで加工順を入れ替えたり、追加や削除などのメンテナンスも簡単に行えます。

    【作業指示入力】
    製品と数量を指定するだけで、指示書作成ができます。
    工程マスタから既定値を表示しますが、必要に応じて修正することもできます。

    また、途中まで製造中であっても以降の製造工程のスキップ、追加、削除など、必要に応じていくらでも変更が可能です。
    工程マスタに登録されていない内容でも自由に指定することができます。

    【作業入力】
    通常の作業入力は、作業の開始時と終了時に作業指示Noを入れるだけで完了です。
    開始と終了を複数回入力して、複数の工程を並行して動かすこともできます。

    また、各工程でいちいち開始と終了を入力するのが面倒な場合は、[簡易入力]で複数の工程を一度に入力することもできます。
    作業指示なしでの作業入力も可能です。





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